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自分の中に「特別な世界」を作る

自分の中の特別な世界と言うと、ちょっと特殊めいた、他人には言えないアヤシイ世界を思い浮かべる人もいると思う。しかし、今回はそのような「アヤシイ世界」の話ではない。ここ最近思っていることがある。人は、今まで育んできた自分の価値観や、経験を基に情報を受け取り、自分の都合のいいように解釈する。その言葉や情報が、発信された「素」の状態であっても、自分の中にある「バイアス(先入観による解釈)」が自分の都合のいいように解釈しはじめる。発信された情報が自分の中でネガティブな先入観を持っていたら「やっぱり○○だから、××するのは辞めよう」と結論付けてしまう場合がある。その一方で、ポジティブな先入観だったら「やっぱり○○だから、××しておこう」と言うように解釈される場合もある。
同じ情報なのに、受け取り方は人それぞれなのだ。何が正しくて、何が間違っているかなど誰にも分からないし、考え方の違いで「悪」は「善」にもなるし「正義」が「悪」にもなる。しかし、事実は1つしかないのだ。人間が過去の経験を基に「良い・悪い」を判断し、その行為が「最終的にどうだったのか?」と言う意味付けをする。そしてその意味付けは、経験や体験として、体の奥深くに落とし込まれていく。基準を計る「ものさし」が無いと人は過去の経験から学んだ情報や知識を基に「独自の基準」を創りだし、その基準に従って、判断をし始める。その反面、過去の経験に基づいて様々な論議や討議をされた結果、出来上がったであろうある一定の基準が「ルールや規則」と呼ばれるものである。規則やルールは、物事の良し悪しを決める1つの判断基準にもなる。
人が生きて行く上では最低限守るべきルールや規則が存在する。それは社会でも組織でも同じだ。もし仮に誰かが規則を乱そうとするなら「規則では○○となっている」と言う様に、規則を前面に出した間違い探しのような指摘をすることができる。しかし、規則やルールを勉強していない人にとっては「またルール?また規則?」となってしまう場合が良くある。規則やルールが「自分の行動を制限する厄介なもの」となりがちだ。人が生きて行く上ではルールや規則・規律はどの社会・組織にも存在する。規則の恩恵にあやかっている人もいれば、そうでない人もいる。
規則や規律のグレーゾーンを利用して、悪事を働こうとする人も世の中にはたさんいる。しかし、グレーゾーンなので表に出てこない限り、問題視されにくい。一人が規律を守らなければ、組織はだんだんと乱れ、良くない方向に転じて行く場合がある。何故ならば、ネガティブなエネルギーの方が色が黒い分、染まるのは早く、重くて強いからだ。完璧に規律を守れる人は少ないと思うが、乱れた行為を見て見ぬふりして、放っておくのは良くない。組織に属している以上、その組織の「規律やルール」を守ろうとする姿勢が大事であり、自分の感情を脇に置いておくことも時には必要だ。自分の感情を押し殺す・・・。とても大変なことかも知れない。しかし、慣れてきてしまえば「そんなもの」と割り切れるようになる。しかし、ふっと我に返った時に自分の価値観と照らし合わせてしまう瞬間がある。
考えても仕方がないのに、考えてしまう時がある。そのようなときに「自分の中にある特別な世界」を作っておくと、組織から離れ、一人になった時に「自分の世界」が心の支えになっていくのだ。自分が、自分に対して優しくなれる、素の自分になれる世界。そうやって自分の心をケアしていくことが、疲れた心を元気にするのだ。こんな経験はないだろうか?どんなに頑張っても心が折れてしまう瞬間・・・。そのような時、自分を責めるのではなく、心に「許し」を与えることが出来る、特別な世界(自分の心を大切に扱うことが出来る世界)で自分の心を癒せば良いのだ。その「特別な世界」がどのような世界であっても、否定や批判・非難されるべきではない。特別な世界で心をケアすることが出来る環境を、創り続けることが明日への自信に繋がる。特別な世界に瞬間的にアクセスすることが出来たら、心の癒えは早いんだろうなぁ・・・。

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